スーパーに行くと、しめじ、まいたけ、なめこ…と常に5〜6種類のきのこが所狭しと並んでいますよね。総じて100gあたり20kcal前後とヘルシーなキノコたち。低カロリーなのは魅力的なのですが、残念ながら主菜には成れない…脇役的存在。
しかし、それぞれのきのこには名脇役とも言える身体に良い成分を含んでいることが解っています。
例えば、しいたけにはβグルカンが豊富に入っており、菌糸の抽出液からはガン治療薬も作られています。「身体に良いのか!」と過食は消化があまり良くないですし、そう言う微量要素は貯蓄しておけるものでもありません。身体を整える作用が期待されるため、継続的に摂りたいものですね。
旨味成分もそうですが、水溶性なので汁物に入れて、汁を飲み干すのが効果的だと専門家のご意見。 …と言うことで、きのこ農家の「鶏きのこ鍋」を紹介させて頂きます。
本格的に作るので、今日は料理気分…頑張っちゃおうかな!とか…鍋パーティーやっちゃう?…な時に作ってみて下さい。
材料4人分: 〜鶏ときのこで満腹!鶏は多目でいきます。
・鶏もも肉2枚 (水炊き用、薄切りでも可)
・鶏挽き肉200〜300g
・鶏なんこつ100g (ひざ軟骨。ヤゲン軟骨✖️)
・鶏ガラ (冷凍コーナーにあると思います)
・しめじ、舞茸、椎茸、えのき、なめこ 1パックずつ
・ネギ3本、ほうれん草1束、とうふ1丁
・中華麺、もしくは葛切り(太いもの)
・八角 (一房に8粒の実がついている中華香辛料)
鶏めしは余りもので作ったとは思えない出来っぷりです。夕食、朝食と食材をすべて使い切った…エコ感と、鶏さんを堪能しました…の満足感。そして、きのこの成分を残さず頂ける鍋とごはんです。是非お試し下さい。
八角が苦手な方は代わりに煮干しを5〜6本入れて下さい。
きのこには旨味を出すものと香りを楽しむものとに大雑把に分けられます。椎茸の旨味成分はイノシン酸ですが、干す事で増加、凝縮するので出汁として重宝されています。干し椎茸はちょっと面倒かな?ですが…料理家の先生方。使う前に生のキノコを30分くらい窓際などで日光に当てると美味しくなります…と言われます。
椎茸はもちろんなのですが、シメジなども割いてから干してみて下さい…あれっシメジ味いいね…と発見があるかも知れませんよ。
きのこは水分が多い食材です。特に椎茸は株立ちでない単体なので多目です。冷蔵庫に入れる際に袋に穴などあけて水分が抜けるように保存をすると長持ちします。